こんにちは。
福岡の大濠公園の近くにあるテニスショップTHE CLUBHOUSEの池辺です!
今回は、YONEXの3本柱のひとつであるPERCEPTのインプレッションです。
VCORE PROの後継機種になります。
なにが変わったかというと
まず見た目、VCORE PROの時の「強そう」「カッコいい」イメージと打って変わって
可愛らしい感じになりました。女性受けがいいデザインです。
テクノロジーはいろいろ細かく書いてもわかりにくいので、端的に言うと
もともとフレームがしなりやすく、柔らかい打球感のVCORE PRO
ラケット全体は剛性を上げて、ラケット面の安定感UP
でもシャフト、スロートの3角形の部分はしなりやすくして、より柔らかい打球感に
つまり
真ん中ではないとこで打ってもラケットがグラグラせずしっかりしてるのに、やわらか~い打ち心地
あと、ボールを打った際の振動を素早く抑えてくれる素材が入ってるのも注目ポイント。
フレームの形自体は前作のVCORE PROと変更はありません。
フルモデルチェンジのようなマイナーチェンジのような...
今回試打したのは、主に97と100、100D。
このモデルから新たに加わった100Dは気になっている方も多いのではないでしょうか。
なので全体のインプレッションをしつつ100や100D、97の違いに触れていきます。
やはり、第一に触れたいのは抜群のフィーリング。さすがVCORE PRO後継機種。
ラケットがしなってボールが乗る感覚は全ラケットの中でもトップクラスだと思います。
順しなり、縦しなりともに感じられて気持ちのいい打球感。
97と100に関してはフレームのしなりに加えストリングのたわみや引っ掛かりも感じられ
弾道が上げやすく、スピン量の調整もしやすかったです。
100Dはフレームのしなりは同様ですが、ストリングのたわみや引っ掛かりよりも
面でつぶすような感覚が強かったように感じました。
97や100は、小手先やリストワークだけでもスピンをかけてボールを持ち上げることが可能ですが
100Dの場合は、ある程度スイングで持ち上げなくてはいけない感じ。
スピン量に関して、私の肌感覚では 100>97>100D といった感じです。
当然ですが、100がもっともストリングが大きく動き、たわみとスナップバックが感じられます。
97は面が小さくなるので、スナップバックの感覚が少し薄れますが
面の小ささからくる振り抜きの良さで、そこまでスピン量が落ちた感じもしません。
100Dはまた別物で、ストリング1本1本がたわんで動く、のではなく
ストリング面でボールがつぶれるようなフィーリングでした。
スピンがかかっている感覚はそこまでありませんが、なぜか最後に落ちてコートにおさまる不思議な感じ。
コントロールは、97と100Dで大差はないような…
100はラケットのたわみとストリングのたわみが大きいので、弾道の高さにブレがあるようには感じます。横のコントロールはそこまで気になりませんでした。
97は100よりも、さらに小さなエリアを狙っていけます。
100Dは低い弾道で打てばかなり精度よく飛んでいきます。高さが出しにくいのが少し気になるところではありますが、低弾道が安定するというメリットの方が大きいかも。
このPERCEPTのインプレッションで
100が飛びすぎて、97はちょっとしんどい、という方に100Dはオススメ
というのをよく見かけるのですが
私はどうしてもそうは思えなくて…
確かに100と97は同系列ですが、100Dは全く別物のように感じます。
100Dはボールを潰して、シバきたい人向け
または、ボールを低く集めたいダブルスプレーヤー向け
高さを自在に操りたい、ボールを潰すよりもストリングがたわんで掴む感じが好きな方は
100か97がオススメ!もちろん100Lや104もその系統ですね。
それにしても、最近18×19のパターンのラケットが増えてきましたね
去年はTECNIFIBREのT-FIGHR305だけだったと記憶していますが
PERCEPT100Dと新PRESTIGE MPが今年18×19のパターンで登場しました。
市販されていないにラケットに目を向けてみても
まだまだ衰え知らずのジョコビッチ選手に、復帰後の錦織選手も
よく見るとストリングパターンは18×19ですね。
新時代に突入か?
というわけで、長くなりましたがこれでPERCEPTのインプレッション終了です!
店頭には、試打ラケットとして100と97が常設されています。
レンタルは無料ですのでお気軽に店頭にお越しください。
また、YONEXにはカスタムフィットというサービスもございます。
市販では扱いがないグリップサイズ1や4に変更したり
さらに重さ±5g、バランスポイント±5mmで調整ができる素晴らしいサービスです。
自分だけのラケットが作成可能なので、そちらもお気軽にご相談ください!
以上。店長の池辺でした。
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